お客様の声・施工事例

■リノベーション費用を抑えたプランの作成

中古マンションのリノベーションをお考えの方、リノベーション費用はいくらかかるのか?出来るだけリノベーション費用を抑えたい!とお考えの方も多くいらっしゃると思います。今回は、限られたリノベーション費用でもモダンに生まれ変わったマンションの事例をご紹介いたします。

立地場所は大阪市平野区、中高年の方が多く住んでいるエリアです。お付き合いのある不動産会社の方から、こちらの中古マンションのリノベーションを頼まれました。

まず玄関を入ると、左手に洋室、右手に浴室やトイレのある洗面所があります。正面の扉を開けると、リビングダイニングキッチン、左手に二間続きの和室がある間取りです。
今回は、エリアに合った50代から60代の中高年層向けのリノベーションを考えました。予算が限られているため、いかに費用を抑えて理想的なリノベーションを行うかが、最大の課題でした。どの部分にいくらかけられるか、ということを常に考えながらプランを作成しました。

間取りについては、二間続きの和室を含め、一切変更しませんでした。間に壁を作るだけでも費用がかさむ上、年配の方は和室を好まれる方も多く、二間続きの和室の方が好きだという人たちが一定数いるということも、仕事を通じて実感していたからです。実際、この和室2部屋はリビングにも接しているので、リビング側の襖とお互いの部屋の襖を開ければ、かなり開放的になります。

■お手入れのしやすいクッションフロアはリノベーション費用にも効果的

リビングと廊下、玄関側の洋室は、クッションフロアという床材を使用しています。クッションフロアは、フローリングの5分の1程の値段なので、リノベーション費用も少なくすみます。水をこぼしてもサッと拭き取ればいいだけで、お手入れや掃除がしやすいのも特徴です。そういう点から考えても、入居者の方が高齢になっても住み続けられるリノベーションだと言えます。色は、部屋を広く見せるため、明るい木目を選びました。

リビングに接する和室の襖は、両面が全く違う個性的なものにしました。リビング側は、明るい木目の床や白い壁との調和を考え、白無地にしています。一方、和室側は、ランダムなボーダー模様が入った柄の襖にしました。二間続きの襖は両面同じ柄にしていますが、この柄によって、モダンな和室に仕上がりました。

■綿密な費用計算で、すべてのリノベーションを予算内に

玄関の土間もモダンな雰囲気になるよう、大理石風のものに張り替えています。廊下の壁は、従来のプリント合板の上に白いクロスを張りました。さらに、天井の照明をダウンライトにしたことで、シンプルですっきりとした印象になっています。

決められた費用の中で、水周りなどの変えるべきところはすべて一新しました。浴室は、旧式のバランス釜からユニットバスに変え、給湯器、トイレ、洗面化粧台、キッチンは新しい製品を設置しました。また、リビング、洋室、トイレ、洗面所の建具も刷新しています。
材料費から、水周り製品の費用、建具の費用、工期に連動する人件費まで、いくらかかるか綿密に計算した結果、当初の予算内ですべてのリノベーションを行うことができました。

※施工前、施工後は下記の画像をご覧ください。
(上段)施工前、(下段)施工後