お客様の声・施工事例

■兵庫の高級住宅街にあるマンションを今風にリノベーション

兵庫県西宮市のマンションリノベーションを依頼されました。甲陽園という場所で、富裕層の方が多く住む高級住宅街として知られているエリアです。このマンションをエリアの雰囲気に合った、今風のおしゃれなファミリー向け空間へマンションリノベーションしたいということでした。

従来の間取りは、21畳のリビングがある2LDKでした。ファミリー向けに部屋数を確保するため、このリビングを13.5畳にして、7.5畳の洋室を1部屋作り、3LDKにしました。洋室は、場合によってはリビングの延長としても使えるよう、リビングとの間を壁にはせず、可動間仕切りの引き戸を使用することにしました。引き戸を閉めれば独立した部屋になり、開ければリビングが21畳まで広がります。

■マンションリノベーションのポイントは、建具とクロスの張り分け

リノベーションで心がけたのは、限られた予算内でいかにスタイリッシュに仕上げるか、という点です。そのため、建具の色とデザイン、クロスの張り分けを工夫しました。リビングをはじめ、洋室の扉から、押し入れ、納戸、キッチン、洗面化粧台の扉に至るまですべての扉に、最近の新築物件でよく使われる横木目を使用し、色は落ち着いたダークブラウンを選びました。

リビングと洋室との可動間仕切りは、圧迫感がないように色はホワイトにしましたが、他の建具と同じ横木目のものを使用しています。フローリングは、空間がより広く見えるようにホワイトにしました。シンプルにホワイトとダークブラウンを使い分けることで部屋が引き締まり、横木目のデザインがトレンドに合ったスタイリッシュなイメージを演出しています。

■トレンドを上手に活かしたマンションリノベーション

クロスの張り分けは、部屋ごとに変化をつけています。リビング横の洋室は、壁の一面にだけ大きな花柄のクロスを張りました。モノトーンに近い色調なので、落ち着いたモダンな雰囲気になっています。玄関側の洋室も、基本は無地のクロスですが、梁の下の1カ所だけ小さな花柄のクロスを張りました。トイレは、背中側の1面には細かい柄のクロス、天井面には淡い色のクロスを張っています。和室も、ふすまや梁の上は白にし、梁の下だけ色のついたクロスにしました。どの部屋も、一部を柄や色味の違うクロスにすることで、洗練された空間に仕上がりました。
浴室は浴槽を入れ換え、床と壁にシートを張りました。基本はホワイトですが、シャワーを設置している一面のみをダークブラウンの横木目にし、他の部屋との統一感を損なわないようにしています。

今回は兵庫県内の特徴あるエリアでしたが、新築物件のトレンド傾向を活用することで、マンションリノベーションでも新築の家と変わらない空間を生み出すことができました。

※施工前、施工後は下記の画像をご覧ください。
(一段目)施工前、(二段目)施工後