お客様の声・施工事例

■空間の広がりを優先に考えた中古マンションのリノベーション

お付き合いのある不動産会社の方から、東大阪市にある中古マンションのリノベーションを依頼されました。築35年の物件で、玄関側に洋室が1部屋、ベランダ側に和室が2部屋、中央のダイニングキッチンに隣接して3.5畳の納戸がある3DK+納戸という間取りでした。この部屋をリノベーションによって、若い20代から50代の中高年層まで、幅広い年齢の方々に向けた部屋にしたいという要望がありました。

今回のリノベーションでは、間取りについて2つの提案をしました。ひとつは、納戸をなくして6畳弱のダイニングキッチンと一体化させるということです。納戸とダイニングとの間仕切りを取り払って、ひとつの空間にしたことで、9.5畳のリビングダイニングキッチンになりました。

■プライベート空間を保つために独立した部屋を確保

もうひとつは、ベランダ側にあった和室2部屋についてです。従来は、お互いの部屋の間にもふすまが使われ、行き来ができるようになっていました。それをプライベートが重視される今の暮らしに合わせるため、間に壁を作ってそれぞれ独立した部屋にしました。また、2部屋のうち1部屋を洋室にし、建具を開けた時にリビングの広がりを感じられるよう工夫をしています。

建具に使用したのは、可動間仕切りの折れ戸です。同じ可動間仕切りでも、引き違いや3枚建具を使うと、3分の1程がデッドスペースとなってしまいます。しかし、折れ戸の場合は最大で約9割開けることができるため、より開放的になると考え、採用しました。折れ戸を開ければ、リビングの先に6.5畳の洋室が広がり、全体で約16畳の空間が現れます。 建具の色は、清潔感と温かみのあるナチュラルカラーを選びました。玄関側にある洋室やリビング、洗面所、トイレなどの建具もすべて新調し、色も同じようなナチュラルカラーにしています。床についても、想定している幅広い年齢層の方々に受け入れられやすいナチュラルテイストを意識しました。

■順調な販売に結びつく大阪でのリノベーション物件

キッチンをはじめ、浴室、洗面所、トイレ、給湯器などの水周りもすべて一新しています。浴室のリノベーションでは、使用されていた旧式のバランス釜から、給湯器を屋外に取り付けるタイプに変えることで、浴槽を30cm程広げることができました。

中古マンションの工事が終了してから1ヶ月しないうちに、30代の方が購入されたと聞きました。不動産会社の方から依頼されるリノベーションでは、プランから工事までがスムーズでも、本来の目的である販売で滞ってしまっては意味がありません。地元大阪で手がけた物件が順調に販売に結びついたことを知ると、ニーズに合ったリノベーションができたと実感します。

中古マンションのリノベーションなら大阪の「T.K.Style」にご相談ください。

※施工前、施工後は下記の画像をご覧ください。
(一段目)施工前、(二段目)施工後